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2004年7月31日(土)
7月の最後の一日。

ときどき行く古本屋さん。
あれっと思うような本に、たまに出会う。
そういう意味では、普通の(この辺の、という意味で)本屋さんよりずっと面白い。
今日は、『樋口可南子のきものまわり』と『月と菓子パン』(もう古本!)があった。
半額なのが、ありがたいような、腹立たしいような、複雑な気分。
結局買うのだから、やはりありがたいほうに軍配は上がるのだけど…。

街角で偶然友人と会い、お昼ご飯を一緒に食べる。
(ハニーチキンのソテー。ソースも野菜もおいしかった。)

夜は花火大会。
この街のお祭りで花火を見るのはずいぶん久しぶり。
子どものころ、花火会場のわりと近くに住んでいて、家の前に椅子を出して、祖父や祖母と一緒に見物したことを思い出す。
小さな街でもそれなりにビルなどが建って、空は少し狭くなっていた。
娘は、本格的な花火大会は初めてで、たいそうな喜びよう。
それにしても、人ごみのすごさよ…。
たくさん歩いて、最後に駐車場でころんだ。痛かった。
花火の写真を撮りました。よろしかったらこちらから。
☆

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2004年7月29日(木)
上を向いて歩こう。

台風のせいか、晴れたと思ったらとたんに大粒の雨、のくりかえし。
ほんのわずかの隙をねらって、空を見上げる。
大きな雲が浮かんでいる。
百日紅の花も、少し遅れてやっと咲き出した。
いつも下ばかり向いているのは、背が低いせいだけでもない。
たまには上を向いて。
たまには空を見上げて。
空の写真を撮りました。よろしかったらこちらからどうぞ。☆

2004年7月28日(水)
ゆうやけこやけ。

暑い、暑い、暑い一日。
こんな日が毎日続く。
夏は苦手だけど、夕暮れの美しさは好きだ。
なんだか遠くに行きたくなるような、ちょっと切ない気持ちになるのが不思議。

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2004年7月27日(火)
ミニ収穫祭。

で、きのうのトマトがサラダになるの図。
他にも、黄色ピーマン、ルッコラ、バジル、ちびにんじんが揃った。
自分ちの庭でできた野菜たち。
お昼に食べたら、豊かな気持ちになった。

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2004年7月26日(月)
トマトのイヤリング。

明け方に強く降った雨でできた、水滴のイヤリング。
夏の庭で、草の匂いに包まれた。

2004年7月24日(土)
ユーカリカシテンのこと。

とても小さな焼き菓子屋さんがある。
カウンターの上に、クッキーやシフォンケーキやタルトなんかが並んでいる。
おおらかで、繊細で、ふんわりしたおいしさ。
吟味した素材の味が、そのまま口にひろがる。
店主は、仔鹿のようなくるくるした瞳のひと。

初めてこのお店を訪ねた時、あまりにも小さくてびっくりした。
そして、大げさではなく感動してしまった。
夫は「沖縄のお店みたいだ。」と言っていたけど、言い得て妙。
お店ってこんな風に作ってもいいんだと、とてもうれしくなった。
店主のゆかりさんは、夫曰く「ひたむきさを感じる」ひと。
お菓子を作る楽しさ、よろこびが、こちらにもひしひしと伝わってくる。
素敵なパートナーさんによろしく。
また買いに行くね。

写真は、娘に出していただいたりんごジュース。
「すごーくおいしかった。」と娘。
大人たちはカモミールのハーブティー。ごちそうさまでした。
もう一方はカウンターのお菓子たち。
シフォンも、レモンポピーシードのパウンドも絶品です。

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2004年7月22日(木)
百合とサッカー。

6月ごろから茎を伸ばしていた百合が咲いた。
百合というと、イメージからして気品があって清楚、
というかんじだけど、これはたくましくて強そう。
生命力にあふれている。
母も植えたおぼえがないというし、一体どこからやって来たのか…?

おとといはアジアカップ、昨日は五輪代表、
とサッカーの試合が続く。
なぜかなぁ、五輪代表の試合の方が面白い。
でも鈴木啓太が代表から外れたのは残念。
全然関係ないけど、モニターに映ってるのに気がつくと、
恥ずかしがって両手で顔を隠していた韓国の乙女たち。
初々しかった。
日本ではなかなか見られない光景。

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2004年7月20日(火)
ピアノの中身。

 30年は経っている、古いピアノ。
 誰も弾く人がなく、放っておかれていたが、
 娘がピアノを習うことになり、活躍しはじめた。
 ところが、やはり手入れをしていないと音が出なくなるらしい。
 で、去年、調律師さんを頼んで大掃除をしていただいた。
 調律は毎年した方がいいらしく、今年もまたお願いした。
 黒い、周りの部分を取ると、中身が見えてくる。
 やはり、ピアノは木の楽器なんだなと思う。
 工芸品のように美しかった。
 
 めずらしかったので、他にもいろいろ写真を撮りました。
 こちらからどうぞ。 ☆

2004年7月19日(月)
暑中見舞い。

昨日の夕方、九州の友人から荷物が届いた。
いろいろ、素敵なものが詰まった暑中見舞い。
なかでもうれしかったのが、風鈴(といったらいいのかな)。
金属の棒と、何かの木の実が触れ合って、なんとも涼やかな音を奏でる。
庭の木に下げてみたら、風が吹いてゆれた。
熱い空気が、ひとときゆるんだ。

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2004年7月17日(土)
夏休み予行演習。

ゆうべ、「bookshop」の更新をしていたら、
一番がんばって書いていたコーナーがまるごと消えてしまった。
あ〜!!!
百合子さーん、弥太郎さーん、美穂さーん、須賀さーん、伊都子さーん、伊丹さーん、全部消えちゃった(涙)。
仕方ない、ぼちぼち書き直します。

今日は今日とて、子どもに付き合って、昼間はプール、夜は地元のお祭り。
プールサイドでは聞き覚えのあるレゲエがBGM。
このCD、うちにもあるなぁ。
などと思いながら、水しぶきを見ていた。
来週から夏休み。
あぁ、ためいき。

2004年7月16日(金)
偶然。

十年ぶりぐらいで、バーゲン会場に居合わせてしまった。
居合わせてしまったからには、参加せねば(笑)。
ワンフロアにレディース、メンズ、子供服、小物、全部ある。
とにかく、ものすごい人の数。
それほど欲しいものもなく、なんとなくぶらぶらと見てまわる。
ショップのスタッフが透明の大きなビニール袋を配っていて、
その中にどっさり入れている人もいる。
フィッティングもできるというので、つい、してみる。
で、これが戦利品。一応夫のものも買う。

昔、メンズの洋服屋に勤めていたことを思い出した。
いつもはわりと高めの価格設定で、のんびりした売り場だったが、
バーゲンになると戦場と化す。
商品はごちゃごちゃになり、たたんでもたたんでも無残なありさま。
今日もそんなでした。
でも若いスタッフは、男の子も女の子も笑顔を絶やさず、えらいなぁと思った。
私にはできなかったから。

暑いので、何か聴いて乗り切ろうといろいろ出してみた。
主にサンバ、ボサノバ系。
あんまりおしゃれじゃなくて、ちょっとコアでひなびたのがいいな。

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2004年7月13日(火)
イタケダカ。

用事があって市役所に行く。
どうしてこうなんだろう。
一般の会社やコンビニで、一度働いてみればいいと思う。
基本的に窓口業務は接客業と同じ。
逆の立場だったら、という想像力に欠ける態度に腹が立つ。

口直しに雑貨屋さんに行く。
ここで思いっきりほっとする。
今日は、茂木びわゼリーを買ってみた。
白ワインをかけて、食べてみようかな。

2004年7月11日(日)
dullな気分。

午前中の夏の日差しが、一転、雨となる。
しばらく降って、また晴れる。
変な天気。

サウダージな曲ばかりのこのごろ、久々にアップテンポのCDを聞く。
走れ、走れ、dullな気分を吹き飛ばせ。
後ろでほんわか傾いているのは、若き日のグレン・グールド。
ハンサム。

2004年7月10日(土)
収穫。

種いもを植えてから3ヶ月。
待ちに待った収穫の日。
予想に反して茎がぐんぐんと伸び、一体どうなるの?と
心配していた。
結果はごらんのとおり。
夫はちょっと落ち込んでいた。
でもまぁいいじゃない。
ちゃんと収穫できたんだから。

その後、友人たちと待ち合わせて、ある人に会いに行った。
彼は、これからとても大変な状況におかれるわけで、
私たちは彼になんと言おうか、迷っていた。
でも、とても普通に、おだやかに、和やかに、過ごした。
いっぱい笑った。昔話もした。
彼の周りに友人たちが集うという、ごく普通の光景。
最後に、ぎゅっと握手した。
言いたくなかったのに、「がんばって。」と言ってしまった。

お昼ごはんを食べに行った「Alkanet」は、
体に優しい素材を使ったパンやお菓子のお店。
サンドイッチもケーキも、とてもおいしい。
野菜たちもぴんとしていて、味が濃い。
お店の人たちが感じのいい応対をするというのも、うれしい。
おいしすぎて、写真を撮るのを忘れてしまった(涙)ので、
買ってきたパンの写真を。(クッペとフィグ)

久しぶりに会う人と、いつものメンバーと、それぞれにいい時間を過ごせた。
これもまた収穫。


2004年7月8日(木)
今やらないと。

梅シロップをペリエで割って飲む。
暑い日の、冷たくて甘い一瞬。
微炭酸の飲み物が好きです。

何でも暑さのせいにして、なかなかいろいろ進まない。
そろそろお裁縫の方も…と思いながら、これもまた進まない。
でも、人生も折り返し地点を過ぎて(笑)、
いつまでも「そのうちやろう」ではすまない気がするこのごろ。
今、やらないと、いつできるか分からない。
そういう切羽詰った感じって、どうもぴんとこなかったけど、
少し、そう思い始めている。

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2004年7月6日(火)
誕生の時。

暑い。
気温だけでなく湿度も高いから、本当にまいる。
こんな時はタンゴ。ますます暑くなりそう…?
でもジャケットはとてもクールです。
ギドン・クレーメルの『ピアソラへのオマージュ』。

「自分が生まれた時の様子を、おうちの人に聞いてくる」
という宿題が出たそうだ。
命を大切にする、という道徳教育の一環らしい。
おなかの中にいた時のこととか、生まれた時の身長・体重、
家族の喜びなどを(結局私が)書いた。
当時の写真を見てみると、小さい。
赤ちゃんだから当たり前だけど、とにかく小さい。
子どもの成長って、本当に早いんだ。
うるさくまとわり付いてくるのも、ほんの一時期。
そういう時間を大事にしなくては、と思うけど、やっぱりうるさいわけで(笑)。

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2004年7月4日(日)
待ちに待った本。

ホーム スイーツ クチュリエ 2』が来た。
ネットで活躍している手作りサイトの作家さんたちが、
それぞれの作品を発表している本。
昨年の『・・・1』に続いて、今年のも素晴らしい。
この本は書店では販売されず、それぞれのサイトで予約注文する。
私が予約したのは神戸にある布地やさんで、新着の布が販売されると、あっという間に売切れてしまう人気サイト。
そこのオーナーさんが飼っている、ラブラドールとジャックラッセルの「らぶ郎」と「ネル」がモデルのポストカードがおまけについてきた。
この本を見ていると、あれもこれもと作りたくなってくる。
布地はいっぱいあるんだから!(って、いばってどうするの…)

2004年7月3日(土)

盆踊りの練習ではありません(笑)。
娘の友だちのお母さんに誘われて、日本舞踊のお稽古中。
といっても堅苦しいものではなく、和風リトミックのようなかんじ。
今日は二回目(写真は前回。黄色の浴衣が娘です)。
それでも扇子を使ったり、長唄・端唄にあわせて踊ったり、と、
けっこう本格的。
とにかく体を動かすのが大好きな娘は楽しいらしい。
何より月謝が安いのが魅力です(苦笑)。

午後は家族で大好きなお店へ。
友人と待ち合わせて、お茶を飲む。
このカフェは、なんだかとても居心地がよくて、ついつい長居してしまう。
食べ物もおいしいし、風通しのいい雰囲気が気に入っている。
オーナーの女性も、感じがよくてかわいくて。
好きな人たちと、好きな場所で、おいしいものを食べるしあわせ。
昨日ここに書いた雑貨屋さんといい、このカフェといい、好きなお店が増えると、住んでる街も今までよりちょっと上等に思える。

2004年7月2日(金)
本の中のひと。

「bookshop」でも紹介した、石田千さんの『月と菓子パン』はとても面白かった。
文体もいいし、内容もいいし、ものごとを見る視点がなにしろいい。
ひょっとして将来すごいことになるかもしれない、なんて思った。
がつがつしていないひと。
こういうひとの友だちとして、本の中に、私の大好きな雑貨屋さんが登場している。
その雑貨屋さん自身もおっとりとして、「やだぁ、うふふ」なんて笑いながら、自分の好きなものを並べて売っている。
そして、彼女を慕ってたくさんのお客さんがその店に足を運ぶ。
石田さんみたいな友だちが、きっとたくさんいるんだと思う。
そんな彼女と親しくなれて、友人たちも巻き込んでのファンクラブができそうな勢い。
こんな鄙にはまれな、大切なひとです。

2004年7月1日(木)
文月朔日。

朝からいい天気。ひかりがまぶしい。
洗濯物もさっぱり乾いて、気持ちいい。
好きな雑貨屋さんで買った麻のふきんたちも、さくさくとした手触りで出番を待っている。

毎週木曜日は、娘の小学校で朝の読み聞かせのボランティアをしている。
今日読んだ本たち、2冊。
熱心に聞いている子、なんとなく退屈そうな子、おしゃべりしている子。いろいろ。
こちらの実力の問題もあるけれど、やはり一生懸命聞いてくれると、嬉しい。
「おもしろかったぁ!」といってくれると、なお嬉しい。
それにしても、「読み聞かせ」に変わる言葉はないものだろうか。
確かに「読んで聞かせる」から、言葉どおりだけれど…。

夏至は過ぎたけど、日がのびたように感じるのが面白い。
いつまでも暮れない夕方。
ガル・コスタとカエターノ・ヴェローゾの「DOMINGO」を聞いた。

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