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2004年12月31日(金)
最後に。

おととい、娘が突然言った。
「泣いても笑ってもあと二日です。」
どこで覚えてきたのだろう。笑った。

そうこうしているうちに、もう大晦日。
今年は、自分のHPのみならず、古本屋のHPも作った。
素人の大胆さ、というか、恐いもの知らずというか、とにかく作ってしまったのだ。
大切な出会いがいくつもあり、充実した一年だったと思う。

それとは別に、たくさんの犯罪や災害の年でもあった。
いつわが身に降りかかってくるか、自分がその立場になるか、ということを、常に考えさせられることが多かった。
自分に何ができるのか、考え続けること。

つたないHPですが、遊びに来てくださったみなさん、本当にありがとうございました。
みなさんの来年が、よき年になりますように。

2004年12月30日(木)
学ぶべきこと。

今日は夫の仕事がお休みの日。
仕事柄、連休というものがないので、飛び石でもなんでもお休みがあるのはありがたい。

最後の最後に、アルカネットでお茶。
おいしいケーキをいただき、舌も心も満足。
大好きなお店の人たちは、業種を超えて、みなさんすてきだ。
自分の仕事に、お客さんに、真摯に向き合っている。
私も今年、本屋を始めた。
彼女たちの姿勢に、学ぶことがたくさんある。
出会えたことに、本当に感謝している。

2004年12月27日(月)
ありがと!

fuuちゃんからのうれしい贈り物。
ニットの小物入れ(娘にはシールが、私には姫りんごが)とティーマット。
夫には麻の小物入れ。
とてもかわいくて、家族一同歓声をあげる。

右は
アルカネットのハリネズミクッキーと、ユーカリカシテンのクリスマスクッキーセット。
素材は違うが、どちらも赤い紐がすてき。

2004年12月26日(日)
忘年会。

友人のきれいなお宅で忘年会。
やはり会って話すのって楽しい。
実際に同じ時間を共有すること。
表情や声の雰囲気を感じ取ること。
笑いあえること。
どれも心地よい。

2004年12月25日(土)
クリスマスの日。

うちに来るサンタさんは、いつもキャンディーをばらまいていく。
「置いていく」のではなく「ばらまいていく」のだ。
よそのうちでは、そんなことはないらしい。
半信半疑ながらも、まだサンタの存在を信じている娘は、「なんでうちだけ…」と不思議に思っているようだ。

今年は絶対来ないよ、だってお母さんにしかられてばっかりだったから。
さんざん脅かされて、さて当日の朝、ちゃんとプレゼントはあった。
サンタさんのためのミルクとチョコレートは、なくなっていた。
サンタさんへの質問状にも、答えが書いてあった。
娘は大喜び。「でもサンタさんの字、お父さんの字に似てる…。」(ちなみに回答は英語です。)

お昼ごはんをパスタのお店で食べる。
夫(と私)の、学校の先輩がオーナーシェフの「カプリ亭」。
とてもおいしい。
大盛りを娘と二人で。

その後、ユーカリカシテンへ。
すてきなツリーが飾ってある。
大きな松ぼっくりがかわいいのだけれど、小学生には評判悪いとか。地味だって(笑)。

ちいさなカウンターの向こうに、ちょっこり座るユーカリご夫妻。
お雛さんみたいで、いい雰囲気。
今年、このお店に出会えたのは大きな収穫だった。

2004年12月24日(金)
プレゼント。

ネットで親しくなった友人に、ちょっとしたクリスマスプレゼントを郵送した。
そろそろ今日あたり、届いたかなと思っていたら、ご本人からお礼の電話。
声を聞くのも、もちろん話すのも初めて。
でも、メールでやりとりしていたせいか、ちっとも初めてという気がしない。
彼女の声、話し方、かもし出される雰囲気が、なんともいえず感じがよくて、やはり文章に人柄が表れるんだなぁ、と納得。

贈り物の何倍ものプレゼントをいただいたようで、その後ずっとうれしい気持ちでいっぱいだった。
こんなふうに、出会いを大切に積み重ねていきたい。

2004年12月21日(火)
冬至。

今日は冬至。
かぼちゃスープとゆず湯の日。
この一年、なんとかみんな健康に過ごせて、本当によかった。
また来年も、つつがなく暮らしていければいいなと思う。

明日からは、春に向かって少しずつ日が長くなる。
なんかちょっと不思議。

2004年12月20日(月)
久しぶり。

久しぶりに友人と二人でランチする。
久しぶりに行ったお店は、雰囲気はそのまま、お客さんでにぎわっていた。

友人とあれこれ話す。
これからの夢。子どものこと。本のこと。
そして、久しぶりの人に出会う。

外に出たら、ここでもまた「久しぶり。ご無沙汰してます。」とあいさつ。

天気のいいこんな昼間に、友人と歩く、久しぶり。

帰りがけ、またまた「お久しぶりです。」と頭を下げる。
こんな日も、たまにはある。

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2004年12月17日(金)
サプライズ。

先日の松浦弥太郎さんの日記に、「こんどのArneにサプライズ記事がある」というようなことが書いてあって、一体なんだろうと思ったら…。
これだった。
『村上春樹さんのおうちへ伺いました。』(たぶんそうだと思う。)

夫も私も春樹さんの愛読者。
だからわが家には、結婚する前の著作は二冊づつある。
春樹さんの文章はとてもおいしくて(by 夫)、どんどん読んでしまう。
特に『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』と『ノルウェイの森』は、個人的にとても思い出深い。

最近の作品は、抽象度が高くて、文章は相変わらずおいしいのだが、なかなか理解するのが難しい。
おまけに、『アフターダーク』は未読。
でもやはり、村上春樹。

その人気作家の(おまけにプライベートはほとんど知られていない)お宅訪問である。
さすが大橋歩さん。
文芸誌の編集者はあせったんじゃないかな。
こんなことがさらりとできるなんて、やはりすごい人だ。

この雑誌は、小さいけれど、面白いものごとがぎゅっと詰まっていて、読んでいてとても楽しい。
大橋さんはいつも少女のように、あちらこちらを興味深く見ていて、好奇心のかたまりのよう。
楽しげな様子に、思わず引き込まれてしまう。
毎号とてもツボをついていて、また次号が楽しみだ。

2004年12月14日(火)
太陽を手にした男。

…なぁんて、すごいタイトル。
プリズムを、夫の手に映してみた。
以前にも、プリズムのことを書いたけれど、
この季節、晴れた日の光が美しい。

2004年12月11日(土)
冬の河口湖。

今週は、日記の更新を全然しなかった。
さぼり気味です。ごめんなさい。

で、また河口湖に行ってしまった。
夏とは違って、人気の少ないのもいいものだ。
いつもお昼を食べる、「フランスの食堂 ブローニュ」も、
夏場ならあっという間に若い人で満席になるのだが、
今日は年配のご夫婦がちらほら、というかんじ。
ここは、いかにもビストロという雰囲気のちいさなお店で、
シェフも食材にこだわりを持つ方。
友人の頼んだフォワグラを分けてもらったり、お肉やおいしいバターをつけたパンを味わったり、と贅沢な昼食。

またダヤンの美術館に足を運ぶ。
夏に行った後、色々と本を読んだので、お話や登場人物に親近感を持って楽しめた。
パステルや色鉛筆を使って描かれた絵は繊細で美しく、作者の作る「わちふぃーるど」という世界がとても緻密で、本当に感心してしまう。
夫も私も、また本を買う。

その後、三坂峠の天下茶屋へ行く。
ここは、太宰治が投宿し『富嶽百景』を書いた場所として、一応記念館になっている。
(もちろん本来の茶屋として、食事やお茶も出している。)
その前で、友人に記念撮影をしてもらう。ぱちり。

もう夕暮れの富士山と河口湖を撮る。ずいぶん高いところまで来たな。
「photo」にアップしました。よかったらごらんください。

楽しい時間は、すぐに過ぎてしまう。
でも次に会えるのを待ちわびる、というのも楽しみのひとつだ。

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2004年12月5日(日)
狂風世界。

J・G・バラードの小説のタイトルではなく、本当にすさまじい風だった。
明け方四時過ぎ、ガラス窓が破れるのではないかと思うほど、暴れまくる風。
こんなにすごい音は、今まで聞いたことがない。
今年は雷やら地震やら雨風やら、どうかしている。
全くどうかしている。

写真は、飛び散ったクリスマスの飾り。

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2004年12月4日(土)
ブリュレでお茶を。

図書館に寄った後、夫の友人「自称ギタリスト」さんとお茶。
四十代後半だが、少年のような人。
そして甘いものが大好きな人。
写真の「パイブリュレ」(カスタード入りのパイとアイスクリーム、キャラメールソース添え)を満足そうに食べる。
ほんとにおいしいのだった。

2004年12月1日(水)
新しい出会い。

あとひと月で、もう今年も終わる。
今年は、HPを作ったり、オンライン古書店を始めたりと、パソコンに触る機会が多かった。
特にそうしようと思ったわけでもなく、どちらかといえば、なるべくパソコンの前に座らないようにと思っていたのに、皮肉なものだ。
でもそのおかげで、いろいろな人と知り合えて、忙しくも楽しい毎日を送ることができた。
出会えた人たちに、本当に感謝です。

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