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2005年2月28日(月)
冬の終わり。

あっという間に二月も終わる。

このところ、ずいぶんと寒くて、
この温暖な場所でも、おとといはさすがに雪らしきものが舞った。
三月を前に、冬将軍の最後のひと暴れ、かな。

水仙の香りに、間近な春を想う。

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2005年2月23日(水)
春一番。

梅の花の香りがあんなに素敵だと知ったのは、入院していた時だった。
一足早く退院した、同じ病棟のきれいなひとが、
「主人がとってくれたの」と一枝持ってきてくれた。
小さな薄い花びらから、何ともいえないよい香りが漂ってくる。
清潔な、甘い香り。

いつ退院できるとも分からない、哀しい日々だったけれど、
その一枝の香りに、ずいぶんと慰められたのを覚えている。

季節がめぐって、また春が近づいてくる。
庭の梅のつぼみも、まあるくふくらんだ。
今日、春一番が吹いている。

2005年2月22日(火)
やさしい気持ち。

用事があって出かけた帰り、
本屋で寄り道していたら、
あれ、fuuちゃんとばったり。
「なんだか会えそうな気がしたんだ。」と、鋭いfuuちゃん。
そんな予感がかすりもしなかった、鈍感な私。

それではお昼ごはんでも、と入ったお店に、
またまた友人が。
小さな街だけど、なかなかこんな偶然はない。
偶然なのか、必然なのか。
思いがけず、楽しい昼食となる。

京都の古本屋の話、
飼っている犬の話、
隣町のカフェの話、
方向音痴の話。

長い付き合いの友だちっていいな、と思う。
ほんの一時間でも会って話せたら、
リラックスした優しい気持ちになれる。
ほんとにありがとう、と感謝する。

2005年2月17日(木)
春待ちバッグ。

ゆうべ、素敵な贈り物が届いた。
ネットで仲良くしていただいているれいさんから、
バッグとミトン、なべつかみ、それにサシェ。
どれも丁寧に作られていて、そのままお店に置いてもいいくらい。
生地の選び方にもセンスが感じられて、
本当にうれしくて仕方がなかった。
weekend booksの開店祝いとのこと。
本屋、がんばります。

春待ちバッグ、持って出かけるのが楽しみ。

2005年2月16日(水)
学習発表会。

三学期最後の参観日は、「学習発表会」。
それぞれが、得意な分野を披露したり、練習の成果を発表したりするというもの。
縄跳びやそろばん、詩の朗読、百人一首、劇など、盛りだくさんの内容。

娘は、お友だちと一緒に、一年間の行事の様子を劇で発表した。
運動会のリレーでは「心のバトンタッチよ」なんてセリフがあって、
誰が考えたんだろう、笑える。
どの子も、少し緊張しながらも、のびのびとしていた。

今週、娘は体調が今ひとつで、なかなか本調子にならない。
風邪がおなかにきたらしい。
夫に続いて、今度は娘。
次は…いえいえ、次は無いようにしたいものです。

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2005年2月15日(火)
戦利品。

昨日の戦利品(含家族)。
おすそ分けを期待している。

2005年2月13日(日)
お節句。

お雛様を出す。
娘は、お友達の家の豪華な檀飾りを見て、自分も欲しいと言い出す。
でもうちにはこれしかないよ、と言い聞かせ、おばあちゃんが玄関に飾る。
とてもきれいな顔のお雛様。

右は、娘が作ったお雛様。

2005年2月12日(土)
およばれ。

最近パンを焼く人になったfuuちゃんが、焼きたてパンをご馳走してくれるというので、一家でおじゃまする。
他にもチキンのはちみつ焼き、トマトのスープ。

パンはとてもいい匂い。
皮はかりっとして、中はふんわり。
幸せなお昼ごはん。

おまけに、ユーカリカシテンのラズベリーチョコレートケーキをいただく。
バレンタインのプレゼント。
夫はあまりのうれしさにぼーぜんとしていた。
娘と私からも、fuuちゃん&yuu君に、昨日作ったチョコレートを差し入れ。
fuuちゃん、ほんとにありがとう。
とてもとてもおいしかったです。

その後、となりまちの雑貨屋さん「onnellinen」に行き、「
weekend books」のしおりを置かせてもらう。
このお店は、北欧雑貨や本、麻布、手作りの布小物などが、色々と選ばれて置いてある。
オーナーさんご自身も手作りをなさるようで、カウンターにはミシンが。
「本屋用のブックカバーを作るから」などと言い訳しつつ、麻布などを買ってしまう。
オーナーさんはとても明るくてすてきな雰囲気の方で、本屋ができたことをとても喜んでくださる。
いつかコラボレーションできたらいいな。

なんだかいい一日。

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2005年2月11日(金)
チョコレート大作戦。

「お父さんにあげたい」というので、娘とチョコレートを作る。
といっても、ブロックチョコを刻んで溶かし、沸騰直前の生クリームを混ぜ、丸めて飾り付けるというもの。

去年も作ったが、これが和気あいあいとは程遠い、険悪ムードだった。
思い通りにならないとすぐかんしゃくをおこす娘。
トリュフの形がうまくいかない、と怒りだしたのだ。
手作りだから、多少ごつごつしていてもいいよ、と言っても聞かない。
もういいかげんにして。
「来年は絶対に作らないから」と言い渡した。

で、今年。
なぜか作る羽目になる。
だが、やはり同じことの繰り返しだった。

できばえはそれなりに良かったんだけどな。
親子仲良く台所、という日は来るのだろうか。
作戦、失敗。

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2005年2月8日(火)
気のせいかな。

冷たい雨が降り続いた一日。
夕方、薄日が差して、こんな色の空を見た。

丸裸の桜の枝がほんのすこおし、薄桃色に見えるのは、気のせいかな。

2005年2月5日(土)
いつまでも、ともだち。

娘が幼稚園の年長さんだったとき、とても仲良しのお友だちがいたのだけれど、卒園と同時に、その子は東京に引っ越してしまった。
それから約二年、用事があってこちらに来るので、
会いに行ってもいい?と電話をもらった。

年賀状や手紙のやりとりは何度かあったが、、幼い子にとっての二年という時間は、結構長いものだと思っていたから、目の前の、次々に起こることに夢中で、以前のことなど忘れてしまうのではないだろうか、と思っていた。

こうしてわざわざ訪ねてくれるということに、だから本人以上に大人たちがうれしかった。
穏やかで、可愛らしい子だから、きっとどこでも愛されるのだろう。
娘もとても楽しみにして、その一時間ほどを満喫したようだった。

大抵の場合、こうした小さな友情は、いずれどこかに消えてしまう。
それが特に、遠くに離れていればなお。
けれど、いつまでも続いて欲しいな、と思うのも親心です。

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2005年2月4日(金)
立春。

fuuちゃんにもらったレタスの種と、夫が蒔いたほうれんそうの種。
どっさり、とまではいかないけれど、少しずつ収穫している。
冷たい空気の中を、枯れずにしっかりと伸びていく緑の葉っぱたち。
今日は立春。

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2005年2月2日(水)
如月、二日。

夫がインフルエンザで床に伏している。
食欲はあるようなので、ひとまず安心。
あったかいものを食べて、早く元気になって欲しい。

病気の時の定番は、おかゆや雑炊。
きのこを入れて、おだしとおしょうゆ味でことこと。
最後に溶き卵をまわしかけてぐつぐつさせたら、火を止めてしばらく待つ。
おいしそうだったので、自分のお昼ごはんにも作って食べた。
たまにはいいですね、こういうのも。

以前、新婚旅行先のスペインで、ひどい風邪をひいてしまったことがあった。
何も食べられない私に、ホテルのスタッフが、オリーブオイルつきのトーストと、ホットミルクを持ってきてくれた。
涙が出るほどうれしかったけれど、やはり食べたかったのは、おかゆ。
あぁ、やっぱり日本人なんだと思った。

寒い毎日が続く。
みなさんご自愛ください。