春のようなよい天気に誘われて、
娘と散歩に出かける。
小さいころはよくその辺を二人で歩いたけれど、
このごろすっかりご無沙汰していた。
「久しぶりだねぇ」と言いながら、青空の下を歩く。

畑の脇や、細い田舎道、知らないところを歩くのは楽しい。
途中、公園のブランコに乗ったり、遊具で遊んだり。
よちよち歩きの小さな子が、
まねしてブランコに乗りたがるのを見ていると、
その頃から今までの時間があっという間だと思う。

道端に、もう水仙が咲いている。

「今日は夕焼けがきれいだろうな」と言ったのを、娘は覚えていて、
夕方、出かけた帰りの車の中で「ほら」っと教えてくれた。
本当にきれいだった。
散歩の写真を撮りました。こちらからどうぞ→☆

今年初めて、ユーカリカシテンに行く。
松の実のタルト、チャイシフォン、全粒粉のスコーン、ココナツのフラップジャック。
プロのお菓子屋さんにこんな風に言ったら失礼かもしれないが、
本当にお菓子を作るのが上手だなぁと思う。
ショウケースに並んだ、いかにも、な感じのお菓子じゃなくて、
面と向かって作り手の気持ちの伝わるものだから、やっぱり「上手だな」と思ってしまうのだ。
今年もいっぱい食べたいな。

河口湖の友人から、娘宛てに荷物が届く。
年賀状のお礼にと、おいしいお菓子が二箱も。
Ｃ＆Ｓさんの《おいしいもの》コーナーでも取り上げられていた、
「ゆきむしスフレ」。
ふわふわのスポンジと、甘すぎないクリームがとてもおいしい。
箱もかわいい水玉で、はぎれを入れようかな、と思う。

いつもよくしてくれて、どうもありがとう。
来月はチョコレートを贈ろう。

ガラスに透けるひかり。

毎年３月に、娘のピアノの発表会がある。
「練習しなさい！」の怒号の中、しぶしぶとピアノに向かう娘。
そんなに嫌ならやめればいいのに、教室には行きたいと言う。

昨年は両親のリクエストにより、「戦場のメリークリスマス」を弾いた。
今年はやはり私のリクエストにより、エリック・サティの「ジュ・トゥ・ヴゥ」。
ＣＭなどでもよく使われているので、タイトルは知らなくても聴けばきっと「あぁ」と思う方も多いはず。
楽しい気持ちになるようなワルツで、大好きな曲。

初めて聴いたのは、加藤和彦の『ベル・エキセントリック』というアルバム。
ラストのこの曲を、坂本龍一がピアノ（途中でシンセも入る）で弾いていた。
娘がピアノを習い始めてから、いつか弾いて欲しいなと思っていた曲。
自分が弾けたら一番いいんだけど…。

今年は少しはやる気になっていて、「がんばる」とは言うのだが、
どうなることやら。
ちなみにタイトルは「おまえが欲しい」という意味らしい。
発表会のプログラムには、くれぐれも原題で載せて欲しい、やれやれ。

ジャニーズの番組を見ながら、夫と共に年を越す。
『青春アミーゴ』なんか歌いつつ、
「亀梨君かわいい」なんて言いつつ、
無事に新しい年となる。
どうぞ今年もいい一年になりますように。