昨年、NHKで放送されていたイタリア縦断の旅は、春に行ったこともあり親近感を持って見ていた。
今年はフランス縦断の旅。
行ったことがないけれど、興味深く見ている。
昨日はヴェズレーという古い街を訪ねていた。
ロマネスク様式の美しい祈りの場を目指して、徒歩でやってくる巡礼者たち。
神に祈るということ、その気持ち。
とても簡単に想像できるものではないけれど、何か心の底からわきあがるものがあるのだろうということは、少し分かる。
敬ったり、畏れたり、慈しんだり、へりくだったり。
そういう気持ちを持たない世の中の、暮らしにくいこと。
小高い丘の上、というのは、ヨーロッパの田舎町の典型だけれど、そこからの眺めは何ものにもかえ難いすばらしさだ。
昨日の番組の最後、その風景の美しさと、人々の祈りの清さに涙していた出演者の姿も印象的だった。
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